■「歴史見直すきっかけに」
史上最大の海戦といわれたレイテ沖海戦(昭和19年10月)をめぐり、主力艦隊を率いながら“謎のUターン”で勝機を逸したと批評された栗田健男中将(1889〜1977年)の名誉回復を図ろうと、栗田氏が校長を務めた海軍兵学校最後の生徒だった戦史研究家、大岡次郎さん(80)=大阪市阿倍野区=が、関係者の証言などをもとにした著書「正説レイテ沖の栗田艦隊」(新風書房刊)が完成した。同海戦の評価をめぐっては諸説あるが、戦後65年の節目に大岡さんは「歴史を見つめ直すきっかけになれば」と話している。 栗田氏は、連合艦隊の戦隊司令官としてミッドウェー海戦(昭和17年)やガダルカナル・ヘンダーソン基地砲撃(同)などに参加。艦隊司令長官としてレイテ沖海戦に加わった後、20年1月から終戦まで、最後の海軍兵学校校長を務めた。 レイテ沖海戦は、劣勢に立った日本の起死回生策として企図され、本土から南下した空母部隊が米軍の正規空母部隊を北へ誘い出したすきに、栗田艦隊がレイテ湾に突入する作戦だった。ところが、栗田艦隊はレイテ湾近くまで南進したものの、突入せず北へ反転。このことが戦後“謎のUターン”と呼ばれ、「敵前逃亡だった」などと激しい批判を浴びた。 反転の根拠となったのは、南進中の栗田艦隊に飛び込んだ「北約100キロに敵空母部隊がいる」という内容の電報だったとされる。だが、この内容は虚報だったことが戦後判明。打電元はわからないままで、「退却のために栗田艦隊司令部が電報をでっち上げた」とも非難された。 栗田氏を敬う大岡さんは、栗田氏が昭和42年、東京から関西へ移り住んだのを機に、兵学校の同期生とともに以降数十回にわたり自宅を訪問。無口で有名で、兵学校入校の日に「弁解はするな」と海軍軍人の鉄則をしつけた栗田氏が、訥々(とつとつ)と話すのを聞くとともに、海戦に参加した十数人の将校からも証言を取った。 著書では、栗田氏がレイテ出撃にあたり、「敵主力部隊撃滅の好機あれば、乾坤一擲(けんこんいってき)の決戦を断行する」と訓示していたことを紹介。“謎のUターン”についても、栗田氏自身から「強い敵のいるほうへ行くのは当たり前だ」と聞いたことなどにふれ、「Uターンは強敵である空母部隊(敵の正規部隊)を求めての行動で、謎でも何でもない。栗田中将の考えは、最初から一貫して変わらなかった」と結論づけている。 大岡さんらは生前の栗田氏から「ほかの誰にも許さないが、お前たちだけには許す」と自身の伝記を書くように言われ、以来約40年間にわたり、構想を温めてきた。“謎のUターン”の評価については諸説あるが、大岡さんは「私がいなくなったら、真実が誰にも知られなくなってしまう。戦争を知らない若い人たちにもぜひ読んでもらいたい」と話している。 「正説レイテ沖の栗田艦隊」は、大岡さんの海軍兵学校入校から65年となる4月3日に発売される。四六判422ページで税別2千円。問い合わせは新風書房(TEL06・6768・4600)へ。 ◇ 【用語解説】レイテ沖海戦 昭和19年10月23〜26日にフィリピン・レイテ島周辺海域で繰り広げられた日米両軍の大規模海戦。米側はフィリピン上陸と奪還、日本側はその阻止と、南方からの戦略物資の輸送経路確保を目指した。日本海軍の連合艦隊が総力を挙げて戦ったが、空母をすべて失うなど壊滅的打撃を受けた。神風特別攻撃隊が初めて出撃した戦闘としても知られる。 ・ 市町村への権限移譲、26%どまり=首相「非常に不十分」−地域主権戦略会議(時事通信) ・ 混合診療全面解禁「慎重な議論が必要」−長妻厚労相(医療介護CBニュース) ・ パラマウント誘致にご執心 橋下知事が怒鳴りつけた相手とは…(産経新聞) ・ 【新・関西笑談】「経済」を語ろう。(4)俳優 國村隼さん(産経新聞) ・ 群馬県が全国初の「高齢者居住安定確保計画」を策定(医療介護CBニュース) #
by eeqwfvejjq
| 2010-04-02 19:39
中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、問題のギョーザを販売した日本生活協同組合連合会は「現在、報道を通じて情報収集を行っている。引き続き、真相の解明と情報公開を中国当局をはじめ関係機関に強く望む。生協としては、事故発生直後から取り組んでいる食品の安全確保の抜本的強化を、引き続き進めていく」とのコメントを発表した。
冷凍ギョーザは中国・天洋食品が製造。ジェイティフーズが輸入し、生協連が販売した「CO・OP手作り餃子」を食べた千葉県市川市などで7人が中毒被害に遭った。 【関連記事】 ・ 毒ギョーザ中毒、供述で注射器2本発見 メタミドホス付着 ・ 鳩山首相「中国の努力評価」 ギョーザ中毒事件で容疑者拘束 ・ 日本政府、中国ヘ説明要求ヘ ギョーザ中毒事件で ・ ギョーザ中毒事件で容疑者拘束 「天洋食品」元臨時工 中国、待遇などに不満 ・ 解明進まず?中国ギョーザ事件、なお「捜査中」 ・ <訃報>木村威夫さん91歳=映画美術監督「海と毒薬」(毎日新聞) ・ <文楽列車>奈良へ 平城遷都記念(毎日新聞) ・ 28県議会…外国人参政権反対、大阪市会も意見書提案へ(産経新聞) ・ 読者モデル募るぜ!! メンズナックルとニコ動、審査生放送へ(産経新聞) ・ パトカー衝突、3人に軽傷負わす=緊急走行開始直後−神奈川県警(時事通信) #
by eeqwfvejjq
| 2010-03-31 10:45
気象庁は22日、東京で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日早く、昨年より1日遅い。
・ フリー、ネット記者10人が出席=内閣記者会が開放−首相会見(時事通信) ・ <名古屋市長>自転車で町へ 議会リコールの受任者募る(毎日新聞) ・ 日本船侵入を他のSSメンバーが手助け 共犯の疑いで捜査(産経新聞) ・ 子ども手当法、きょう成立 外国人申請殺到も 財源いまだ綱渡り(産経新聞) ・ <東京コレクション・ウィーク>秋冬物新作続々 26日まで(毎日新聞) #
by eeqwfvejjq
| 2010-03-29 10:20
ひげを生やしていることを理由に人事評価を下げたのは人権侵害などとして、郵便事業会社灘支店社員芝英機さん(58)が同社に約160万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が26日、神戸地裁であった。矢尾和子裁判長は「ひげは会社の身だしなみ基準には違反しない」とし、同社に37万円余の支払いを命じた。
芝さんは鼻の下と口の下にひげを生やしている。 【関連ニュース】 ・ 完全民営化路線と決別=郵貯改革の骨格発表 ・ 郵貯限度額、2000万円に=政府出資は3分の1超 ・ 年収、正社員の3分の1=郵政5社の非正規 ・ 正社員化、10万人規模で計画=人件費年3000億円増も ・ 4月から転居確認強化=AKB48事件で郵便事業会社 ・ 開港1週間茨城空港の暗い未来 格安航空会社誘致も「色よい返事なし」(J-CASTニュース) ・ <クロマグロ>「よかった」禁輸否決に首相(毎日新聞) ・ 指定弁護士ら遺族と面談=兵庫・明石歩道橋事故(時事通信) ・ 普天間移設 政府案暗礁 首相困惑、打つ手なし 安保の政局利用、ツケ重く(産経新聞) ・ 探幽の雲龍図と確認 京都・興正寺の掛け軸(産経新聞) #
by eeqwfvejjq
| 2010-03-26 21:40
鳩山由紀夫首相は23日朝、民主党の小林千代美衆院議員が、自陣営に不正に資金提供したとして北海道教職員組合(北教組)の幹部ら2人が起訴されたことに関し議員辞職も離党もしない考えを示したことについて「これで終わったと思っていない。何らかの対処をする必要があると考えている。早急に幹部で協議する必要がある」と述べた。首相公邸前で記者団に語った。
他の閣僚からも小林議員の処分の検討や参院選への影響に対する懸念、そして幹部の責任論が相次いだ。 川端達夫文部科学相も閣議後の記者会見で「教育が組織する団体から逮捕者を出し、起訴される事態になったことは極めて遺憾であり、深刻な問題だ」と語った。 菅直人副総理・財務相は「小林議員の問題や小沢一郎幹事長、鳩山首相の政治とカネの問題で国民に十分な理解が得られていない状況は大変残念だ。(夏の)参院選への影響が心配される」と語った。小林議員の進退については「今後党として何らかの検討が必要になることもある」と述べた。小沢鋭仁環境相も「自身が関与の度合いを見極めて(辞職を)判断することだ」と述べた。 小沢氏と距離を置く民主党の「七奉行」と呼ばれる閣僚からは、小林議員や小林議員への対応のあり方を含め、党執行部に対して批判的な意見も出た。 枝野幸男行政刷新担当相は「陣営幹部が逮捕、起訴されているのに、なぜ本人が辞めないのか、説明が足りない。私自身も十分納得できない」と非難した。 前原誠司国土交通相氏は「参院選への影響はある。政治とカネの問題についてだれもけじめをつけていないことが厳しく問われており、それが内閣支持率下落の大きな要因になっている。政治とカネの問題を言われている方々すべてが自身でどう判断するかということだ」と述べ、首相や小沢氏の責任論にも言及した。 。仙谷由人国家戦略担当相は「(首相や党執行部に)意見を聞かれたら申し上げたいが、いろいろ政局、戦略的な判断をしてくれるだろう」と話し、参院選前に幹部らの「けじめ」を求める可能性を示唆した。 【関連記事】 ・ 前原国交相「政治とカネ、けじめつけてない」 閣僚から内閣支持率急落で批判相次ぐ ・ 原口総務相「個別の案件は答えられない」 小林議員進退で ・ 産経FNN世論調査 鳩山内閣支持率急落、初の30% ・ 「危機的だ」政権内部からも悲鳴 参院選戦略見直し論も ・ 「刑事処分は当然」日教組内で厳しい見方 ・ 20年後、日本はありますか? ・ 都内で「初日の出暴走」少年ら7人逮捕(読売新聞) ・ <雑記帳>「可愛い」…ペンギンが氷上散歩(毎日新聞) ・ <生体肝移植>切り取る肝臓を小さくできる手術法を開発(毎日新聞) ・ 参院選公約、3本立てで=地方版、業界向けも作成へ−自民(時事通信) ・ <火災>住宅半焼 38歳母親死亡、6歳児重体 栃木・鹿沼(毎日新聞) #
by eeqwfvejjq
| 2010-03-24 20:57
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